我が家に茶色い小さな虫『チャタテムシ』が、大量発生してしまいました。
体調1mmほどで肉眼で見えるものの、はじめは「ダニかな?」と思っていましたが、よくよく調べてみると『チャタテムシ』でした。
それほど害はないと言われていますが、小さくうごめく大量のチャタテムシは気持ちが悪いものです。
一度、大量のチャタテムシを見てしまうと、ノイローゼのようになってチャタムシを探してしまいます。
そんなチャタテムシ騒動がありましたが、今は駆除に成功して、なんとか落ち着いています。
そこで今回は、チャタテムシの死滅温度や実際にやってみた駆除の方法、おすすめのグッズや殺虫剤などをお伝えしますね。
チャタテムシがいない家はない!
基本的に、チャタテムシがいない家はないと言われています。
チャタテムシがどこから来るのかと言えば、段ボールや図書館で借りた本についてきたり、屋外では枯れ葉にいたりすることもあります。
知らず知らずのうちに服についたりして家に持ち込んでしまっているんですね。
段ボールは収納に利用している方もいるかと思いますが、チャタテムシの発生原因になってしまうので、なるべく早く処分するようにしましょう。
湿気やカビなど、チャタテムシが好む条件が揃ってしまうと、大量発生してしまいます。
我が家の発生原因は、備蓄米を段ボールに入れていたからでした。
他にも、チャタテムシが大量発生してしまう場所はいくつかあります。
- 段ボールや古紙
- 米や粉もの、パスタ、お菓子などの食品
- 畳屋や壁紙
- 押し入れなど薄暗いところ
- 木製の家具や引き出し
- 髪の毛やフケなどがついている枕(特にそば殻枕)
いずれも通気性が悪く、湿気ある場所です。
チャタテムシは、人には害がないと言われていますが、食品に大量に入るとアレルギーを引き起こすほか、死骸はダニの餌となってしまいます。
チャタテムシの死滅温度は60度!気温や湿度との関係は?
チャタテムシの死滅温度や死滅条件は、下記の通りです。
- 60度で約10分
- 0度で約3時間
- 気温18度以下
- 湿度55%以下
チャタテムシがよく発生する時期は夏から秋にかけての、ちょっとじめじめした季節です。
気温は18度以下でも発生しにくくなりますが、最近はマンションをはじめ、一戸建ての住宅も高気密住宅が多く、床暖などもあり、冬でもなかなか室温が下がりにくいので完全に駆除するのが難しくなります。
また、新築の家は、コンクリートが渇いておらず湿度が高いので、チャタテムシが発生しやすくなります。
とにかく、換気をよくして湿度をため込まないのが鉄則です。
卵と幼虫の時期が9日~13日で、成虫の寿命は環境が整っていると、なんと160日以上!
成虫は1日に1個~2個ずつ卵を産むとのことなので、放っておくと大変なことになります。。。
チャタテムシが大量発生した時の駆除方法4選
ビニールに入れて天日干しする
チャタテムシがついたものをビニールに入れて天日干しする方法は、実際に図書館などでも行われているそうです。
チャタテムシの死滅温度はダニと同じく60℃なので、夏場のカンカン照りの日にビニールに入れて外に置いておけば、チャタテムシは死滅します。
車の中もかなり高温になるので有効的です。
ただ、この方法って、本当に暑い時期にしか使えないんですよね。
私の家にチャタテムシが大量発生したのは5月だったので、無理でした。
でも、チャタテムシがついたものをとりあえず、ビニールに入れて外に出すのは、家の中のチャタテムシを増やさないためにも大事なことです。
コロコロ&掃除機を使う
我が家は、服にもチャタテムシがついていました。
どうしようかと思って調べていたところ、チャタテムシは小さいので、掃除機で吸うと外に吹き飛ばされてしまって、別のところで繁殖するのでやめた方がいいと書いてあったブログもありました。
最初は「なるほどな・・・」と思いましたが、よくよく考えてみると、布団専用の掃除機などはチャタテムシより小さなダニ取りを目的としています。
なので、自宅にダニ用の布団クリーナーがある場合は、それで吸い取って大丈夫でしょう。
一時期は『レイコップ』などが売れていましたが、今はダントツでアイリスオーヤマの布団クリーナーが売れています。
コンパクトで値段も手ごろですね。
我が家には布団クリーナーがなかったので、洋服の外側も内側もコロコロしました。
しかし、コロコロした服もすぐに部屋に戻す気になれず、様子を見ようと黒いビニールに入れて外にしばらく置いていたところ、またその中でチャタテムシが発生。
きっと卵までは取りきれなかったのでしょう。
目に見えるチャタテムシにはコロコロも有効ですが、やっぱり布団クリーナーなどで強力に吸い込んだ方がよさそうです。
布団乾燥機を使う
我が家のチャタテムシがついた洋服は、その後、もう一度コロコロをして、とりあえず全て洗濯しました。
しかし、チャタテムシは洗濯で死なないかも知れないと思い(ダニは洗濯では死なないため)、高温でダニを殺すことができる布団乾燥機を買いました!
チャタテムシの死滅温度とダニの死滅温度は60度と同じなので、布団乾燥機はチャタテムシの駆除にも有効だと思ったからです。
コインランドリーに行って、乾燥機で高温の熱風をかけることも考えましたが、衣類が縮むのが嫌だったので、布団乾燥機にしました。
布団乾燥機なら、ずっとダニの駆除にも使えますしね。
結果、その後、衣類のチャタテムシの駆除は成功しました。
バルサンなどの殺虫剤を使う
チャタテムシには、バルサンなどの殺虫剤も効果があります。
ただ、卵はバルサンでは死なないですし、本の隙間などにいる場合には、まだ生きていたりもします。
なので、一度ではなく、2回・3回と、何回もバルサンを焚く必要があります。
頻度としては、ひとまず、卵が孵化する1~2週間後くらいを目安にすればいいでしょう。
バルサンは家の中が大変になるので、私は、バルサンは焚きませんでした。
我が家ではチャタテムシが発生した付近のものをすべて退けて、アルコールで拭きあげて、しばらく様子を見ていたのですが、チャタテムシが発生するのは、いつも同じところでした。
おそらく、そこに卵があったのだと思います。
なので、ピンポイントでチャタテムシを駆除できる『キルノックG』という市販の駆除スプレーを購入しました。
『キルノックG』は、口コミ評判も良いのですが、近くのホームセンターなどではあまり売っていないので、ネットで購入するのがおすすめです。
チャタテムシが発生する場所に、『キルノックG』をかけたら、3回ほどで見あたらなくなりました。
さいごに
チャタテムシが一度大量発生してしまうと、大掃除どころではなく、肉体的にも精神的にも、本当にかなりの労力を使います。
頑張って「駆除できた!」と思っても、また、そこらへんを歩いているチャタテムシを見つけると、ガクッと落ち込んでしまうのです。
しかし、チャタテムシはどこの家にもいると言われていますし、冬になるとあまり見なくなるので、そんなに気にしないことも大切です。
まずは、掃除機や布団乾燥機、駆除スプレーなどを試して、頑張ってみてください。
普段から、換気や掃除をこまめに行っていけば大丈夫です。
クローゼットや押し入れなど湿度が高くなりそうな場所には、除湿機やサーキュレーターを使うのもいいですね。